賃貸住宅不動産のメリットとは

 日本人は賃貸住宅より持ち家を重視し高く評価すると言われています。持ち家は資産であり、毎月のローンの支払い金額は、賃貸の家賃とそう変わらない、それならばどれだけ長く家賃を払っても決して自分のものにはならない賃貸よりも、持ち家の方が得だという理屈です。 確かにそれは一理ありますが、持ち家のリスクと賃貸のメリットを無視した主張にも見えます。日本の経済は、かつての高度経済成長期の頃とは違います。給料が右肩上がりとは限らず、減給も現実味が高く、最悪の場合は失業する可能性も否定できない雇用情勢です。不動産価格もバブル当時のように上がっていく情勢ではなく、支払いに困って手放すことを考えても思うような金額にならない可能性が高い情勢で、無理にローンを組んでみたものの二進も三進もいかなくなって折角のマイホームを差し押さえられるという状況にもなりかねません。 賃貸の場合は、そのようなリスクはありません。その時の収入に応じた住宅に住み、減給などで不相応になれば簡単に住み替えができます。手軽に住居を移せるのが、賃貸住宅の大きなメリットです。 住み替えが必要になる状況の変化は収入の増減だけでなく、多岐に及びます。先の東日本大震災や、阪神淡路大震災で被災し、持ち家が全壊または大きく破損した人も少なくありません。地震保険に入っていなかった人は大きな経済的負担が課せられます。もう住めなくなった家のローンと、新しく住む家の家賃の二重の支払いが大きな負担になり、止む無く住むのに不適切な状態に破損した我が家で余震に怯えながら暮らしていた人も少なくありません。 日本は地震大国であり、次にどこで大地震が発生し、その結果せっかく建てた持ち家が壊れたり、津波で流されることになるか予測できません。それを考えるなら、家という資産を持たず、それ故に万一の際に負の資産を負うこともなく、フットワーク軽く転居して心機一転、新しい生活を始められる賃貸住宅の暮らしがおすすめです。私自身も生まれてからずっと賃貸マンションで暮らしてきました。親が言うにはやはり、いつ地震が来るか分からないし、その時のリスクを背負いたくないというところでした。私も親元を離れ家庭を持った今、住宅を購入するか否かという直面に来ているのですが、どちらも一長一短があるので、もうしばらく考える時間が必要だと思います。

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